2009年大阪府議会本会議代表質問・光澤忍

下記↓↓↓クリックして詳細を動画再生
☆総務常任委員会での知事質問(3月19日 約24分) 映画
☆総務常任委員会での質問(3月13日 約50分) 映画
☆2月定例会代表質問(3月3日 約2時間19分) 映画
☆審議中断後の代表質問(3月4日 約35分)映画
・代表質問を終えてのインタビュー映画

2009年04月07日

水道事業の統合

大阪市の新たな提案について】

 去る3月25日、大阪市は水道事業の府市統合に関し、「コンセッション型の指定管理者制度」という新たな提案を示した。

これは、大阪市の説明資料によると「『技術的には市案を軸に』しつつ、府議会質疑、検証委員報告、市町村アンケート結果で示されたご懸念を抜本的に解決するため、市がコンセッション型の指定管理者として、府の用水供給事業を包括的に受託することにより、市民・府民に貢献する大阪市案の実現を図る。」というもの。

しかも、3月31日の「知事・大阪市長の意見交換会」で平松市長から、「既に、大阪市会の交通水道委員会で報告し、この方針については概ね了解していただいた。」との発言があったと聞いている。

しかし、ちょっと待てよ!どうも腑に落ちない。疑問だらけである。 まず、
○この間の市町村アンケートの結果では、組織論としては、府案の企業団方式が支持された(27/42団体が支持)にもかかわらず、何故、新たな提案を検討することになるのか?(企業団方式は一体どうなったのか?)

 
○コンセッション型指定管理者制度は「公設民営」を前提に、公募により受託者を決定するもの。このスキームを水道用水供給事業に適用した場合、水道法、公営企業法、地方自治法などの関係法上に課題は無いのか?

 
○市の提案では、資産の無償貸与を前提とするなど、今後、府の一般会計に新たな負担(企業債等元利償還金など)が発生する恐れがある。資産の取扱いと経費負担についての考え方は?(府の一般会計への影響は?)

○知事・大阪市長の間で合意されたのは、府市水道事業の「統合」であり、今回の市の提案が「統合」と呼べるものなのか?

○府内市町村にとって水道事業の広域化は喫緊の課題である。今回の提案では、組織的に広域化につながらないのではないか?また、府の広域行政体としての責任は果たせるのか?

○そもそもこの間、「拙速に事を運ぶな」と再三にわたって言って来たにもかかわらず、「今回の提案で合意」といった報道もある。府議会の意見はどういう形で反映されるのか?(議会の意見は聞かないのか?)

 などなど、思いつくままに疑問点を拾っても、大きな課題が山積といった印象である。

これまで口をすっぱく言ってきたように、拙速な判断は避け地に足を着けた、きちっとした議論が今必要ではないか。「急がば回れ」「強いては事を仕損じる」と知事に申し上げたい。

posted by 光澤 at 11:15| Comment(0) | ちょっと一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月31日

移転問題に終止符

庁舎の移転問題の様々な経緯の中で、19日の「原案には賛成しかねる」との会派の決断は、大きな反響を呼んだようだ。メールでも電話でも様々な意見を戴いた。

先日の「ノーサイド」にも、ご丁寧な(?)意見が相次いだ。しかし、12日付の書き込み以降、回答のような形は取らないこととしているのでご容赦を。また、批判のメールも重複を避け、コメントとして取り上げた。賛同者の分とともに。

庁舎移転に賛成した議員のブログが興味深い、それは、私への批判メールとリンクしているから。

詳しくは述べないが、改めてマスコミ各社の記事(放送)を集約し、19日以降の会派間の考え(交渉?)、会派内の対立などを時系列に置き換えて振り返ってみると、今回の結果は、やはり出るべくして出たなというように理解できる(知事等の発言も含めて)。

24日、議会閉会後、知事が会派控室へお越しになり、「5月までは知事職を粛々とこなさせていただき、9月にはまた新しいボールを」とのごあいさつをいただいた。どんなクセ球が来ることやら……・。

また、知事は、「WTCへの移転は否決されたのだからこれからは本庁舎の耐震化を進める」と明言されているが、いまこそ庁舎問題そのものを改めて検討し協議する絶好の機会ではないか。例えば、議会棟は最小限度の耐震化で、また、必要最小限の行政棟(集約庁舎)の建設など、双方で知恵を出し合えば新たな展開が生れるはずだ。

結びに、過分なまでにお褒め頂いた多くのメールの中から、一通を紹介して庁舎移転問題に終止符を打つ。(また、……かな。)

WTC反対は、逆2 / 3 にまで近づく(あと9票!)票数でしたね。知事が得意とするテレビ(マスコミ)のうまい使い方や一度決めたらブレない毅然としたスタンスが、議会にも定着し、それがあたらしい議会と知事との実質的な二元代表制を担保することに貢献したことは、皮肉な結果かもしれません。今回の議会の公明党の決断は、これからの議会の各会派間や会派内の議論、一人ひとりの議員の活動におおきな、それこそ”革命”を起こすのに充分な刺激をあたえたという意味で130年に及ぶ大阪府議会の歴史に名を残すものといえますね。(原文のまま)

有難うございました。

        採決の結果は、112名中、反対65、賛成46、無効1であった。本来、2/3は75、過半数は57であるが、無効1を算入すると各1減となる。

 
posted by 光澤 at 11:25| Comment(1) | ちょっと一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月27日

「ノーサイド」

「もうノーサイド。今日からまた頑張ります」


3月24日未明に府庁移転条例案を否決した、大阪府議会終了後の橋下知事のコメントです。橋下知事は、就任以来、府民の絶大な支持をバックに自らの方針を次々と実現してこられましたので、今回はまさに初めての敗北。しかし、橋下知事は吹っ切れたようにサバサバした様子だったそうです。

ふり返りますと、2月24日の開会日。橋下知事は、府政運営方針演説で「今、大きな動きのうねりとなっている中、私は、この一点(WTCへの府庁舎移転)が崩れることによって、全てのことが崩れることを非常に恐れております」と発言。議場では「脅迫か!」「勝手なことを言うな!」との野次が飛び交いました。

3
3日の我が会派の代表質問。大阪市部局の移転費用の扱いについて質したところ、知事は「市と調整がついていない」と明確な答弁をされませんでした。そもそも府が負担するなど論外です。質問席に立つ私は、「これでは納得できない」と食い下がりましたが答弁がなく、やむなく審議中断。翌日に持ち越し、知事の答弁は「9日までに結論を出す」。私は「平松市長の本気度を府議会の場で明らかにすべき」と指摘し質問を終えました。

しかし、9日に出された案は到底納得できるものではなく、10日まで持ち越され、審議の場は11日と13日の総務常任委員会に移りました。ここでも、直前になって、執務室の面積や大手前の土地活用収入などについて、これまでの説明とは異なる資料が提出され、各会派の委員からも疑問が続出。私は、理事者の労をねぎらいつつも、都市構想そのものの実現性や大阪市の対応などについて、厳しい指摘をせざるを得ませんでした。

いよいよ、19日の総務常任委員会には橋下知事が登場です。しかし、我が会派はその前に重大な決断をしました。その背景には、我が会派に対し「予算案とWTC移転を交換条件にしている」「最後は賛成する」という詮索が飛び交い、これを打ち消すため、できるだけ早く会派の意見を集約したいとの思いがありました。予定を早めて19日の昼に緊急議員団総会を開催し、全議員の意見、そしてそれを支える地域の声を聞き取りました。「拙速すぎる」「政策論になっていない」との声が相次ぎ、結果は23名中、移転に賛成1名、反対20名、態度保留が2名でした。

こうして、我が会派は、庁舎移転に関する議案には「原案には賛成しかねる(反対)」との結論を早々に出し、今回は橋下知事に引導を渡したことになります。3連休中の他会派の混乱(失礼!)ぶりや橋下知事の「政治的配慮発言」などを横目に、会派としてのスタンスを崩すことなく貫くことができました。

本会議での採決の結果は、反対65、賛成46、無効1。これをみて橋下知事は「府民の感覚と僕の感覚がずれていた」と潔く認められました。知事がめざす政策の方向に異論はありません。知事とは基本路線を同じくしながらも、是は是、非は非で臨む。肝心なところでは一歩も引かない。今回は、橋下知事との新しい関係を築けたのではないかと考えています。

posted by 光澤 at 17:02| Comment(1) | ちょっと一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月20日

会期末の決断

総務常任委員会での知事質問を最後に、2月議会・全委員会の質疑が終わりました。21年度の予算を審議する重要な議会でしたが、どうしても庁舎移転に注目が集まり、残念ながらWTC議会のようになってしまいました。

新聞報道等に触れられて、私どもが予算案などとWTC移転を交換条件にしていると勘違いをされている方もおられるようですが、全く関知しないところです。

そのような話が出ていたことは知っていました。ただ、その話の裏には「最後は公明が移転案に賛成する」という尾ひれも付いていました。詮索される私たちにもスキがあったのではと思いますが、そのネタ元は意図的に発信されていたようです。

そういう噂の類を打ち消すためにも、できるだけ早く会派の意見を集約しようと先週13日の議員団総会(以下団総)で、支持者・後援会、地域の皆さんの声をお聞きし、21日の団総で報告をすることにしていました。

ところが週半ばに、「早く団総を開いて態度を明確にしてほしい」「地元であらぬ詮索をされている」などの声が上がり、19日に緊急団総を開催し、全議員の意見(地域の声)を一人ひとりから聞き取りました。

議員の意見として多かったのは、府市連携は急務だが、「余りにも拙速すぎる」「大阪市(平松市長)の本気度が感じられない、信じられない」「議論する時間が短すぎる」「移転とは別個に庁舎問題の集中審議を」「政策論争ではない」など。地元の声としては「不便になる」「関心がない」「災害に弱いのでは」「赤字解消が先」「大阪市を助ければ」「何でWTC…」などがありました。

その結果は、正直驚くものでした。会派議員23名中、移転に賛成1名、反対20名(反対の委任2名を含む)、態度保留が2名でした。数名の若手議員からは賛成の意向を聞いていただけに、こんな結果が出るとは思いませんでした。

ご承知のように、移転条例の改正には出席者の3分の2以上の賛成が必要です。私は、これだけの賛成者がいなければ否決されるという重要事案の採決には、議員個人の責任が問われていると思っています。

故に、会派としての意見集約はしましたが、この件につきましては会派拘束をするよりも、各議員がそれぞれの地域の声を代弁し、自らが信念を持って投票行動に出るべきであると。

公明党府議団としましては、橋下知事の意向には反しますが庁舎移転に関する議案には「原案には賛成しかねる(反対)」との結論を出しました。当初の21日の団総を待たずして。

議会最終日の23日(月)、21年度予算、補正予算、条例改正など課題は残っていますが、橋下知事の本格的な政策予算(21年度当初予算)が成立します。ご意見は多々あるかと思いますが、これからも微力ながら知事を支えつつ、是は是、非は非のスタンスを貫いてまいります。ご叱責を頂戴しながら。

「たら・れば」の話。会派の意見を集約していて感じたのは、もし、平松大阪市長が橋下知事の招致を受けいれられ、大阪府議会の全員協議会で大阪府との連携、都市構想などへの思いを、知事同様に熱く語っておられたら、潮目は大きく変わっていたのではないだろうか、と。

posted by 光澤 at 16:29| Comment(8) | ちょっと一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

下駄の雪……

理事会を終え控室に戻り、19日の知事質問を考えようとするが、マスコミの皆さんをはじめ千客万来(?)。

正直なところ考え事が出来ない。理事会の内容は? 庁舎移転の結論は? 次回の議員団総会は?など、同様の質問が相次ぎ辟易……。

中でも驚いたのは、「公明は庁舎移転に関して、最終的には知事案に賛成」と思い込んでいる方が多いことである。それも、理事者のほうに。

少なくとも私は、大阪の都市構想に対する知事の熱い思いには賛同しているが、庁舎の移転問題そのものに対して支持を表明したこともないし、また反対を表明したこともない。まして理事者には、今回の知事案に関しては「拙速すぎる」と厳しく諫めてきた。

それにも拘らず、採決を目前にした今頃になって「本当に賛成していただけないのですか」と訪ねてきた○○氏、何を今さらの感……。また、「反対ですか」と訪ねて来た○○氏、「えっ」と絶句する○○氏。どこで、だれから、どんな情報を仕入れて飛び込んで来られたのかと笑ってしまった。確かに会派内には「はしごが外されることは…」と疑念を抱くものもいますが。
(○○には、K、Y、M、Y、T、Mさんなど複数の方が入ります。)

誰も反対と断言していないのに、何を慌てているのかと理解に苦しむ。微力ながらも知事の支持会派として「最善の策は何か」と終始悩んできた。こうした小生のことなど歯牙にもかけていただいていなかったようだ。こんなことでは、知事の補助機関としての機能が働いていないではと逆に危惧する。

報道関係者は、わが会派の議員一人ひとりに取材をしているから、理事者とは違う感触を持たれているようだ。だが、他会派を取材すると公明(光澤)の真意が読み切れなくなるとのボヤキも……。しかし、話をすれば「やっぱり」との理解を得る。

私は知事案に対して、一度たりともスタンスがブレたことはない。まず「なぜ今でなければならないのか。拙速過ぎる」との基本的な考えは終始一貫している。そして、単なる破たん処理としか思っていない大阪市の「本気度」をいかに証明できるかだ。このことは知事にも、機会あるごとに申し上げてきた。最終的には、会派としての意見の集約を図るつもりであり、幹事長一任も取り付けている。

改めてこう確信するに至ったのは、「庁舎移転の賛否はオセロゲーム」と府庁幹部が発言したという報道が大きい。また、「公明府議団は下駄の雪のような存在」と言わんばかりの議員発言を紹介した新聞記事。これらの報道に憤りを露わにしたのは私一人ではなかった。この報道を機会に、我が会派は、いかなる縁にも紛動されることなく、議会人として毅然とした態度で臨もうと心を一にした。

いずれにせよ、会派としての意思表示を19日の議員団総会で決めて収束を図ることに。


posted by 光澤 at 14:49| Comment(3) | ちょっと一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする