9月議会が始まった。気のせいか、議場全体に何か重苦しい雰囲気が漂っていた。橋下知事の議案説明や「最近の府政に関する課題について」の発言も、ひたすら原稿を読むだけで、いつもの知事らしさ?が失せていた。
庁舎問題(WTCへの移転)が今議会最大の争点のようにマスコミ等では騒がれているが、私はそうとは思わない。むしろ私は、知事が発言の中で述べた「方針転換」こそ重大かつ最大の争点だと受け止めている。
すなわち知事は「財政規律の堅持にのみ軸足を置くのではなく、〜中略〜 財政再建と政策創造が両立できるように、最大限努力したいと考えます」と発言したことだ。
正直、歯切れが悪かったと思う。これまでは「収入の範囲内で」と頑なにこだわり続けた知事の財政規律の大方針転換である。知事が「財政規律の堅持」に固執したことで、これまでどれだけの府民が涙を飲んできたことか。
そのことを何ら説明することなく、府民をないがしろにしたまま、安易に方針転換することは許されない。はっきりとこれまでの非をあらため、「出ずるを量りて、入るを制す」の考えをとることを府民に対して説明すべきである。
知事就任以来1年7ヶ月を経て、ようやく大阪府の財政構造における“「収入」の脆弱さ”、“大都市需用の頑強さ”に気づかれたのか。これまでの財政スタッフのいいかげんなレクチャーに騙されてきたことにやっと気づかれたのか、と言わざるを得ない。
我が党のこれまでの指摘を今一度勉強していただきたい。知事を守らんがために指摘した、あの時を思い出していただきたい。




