知事重点事業は文化行政の組み換え?
9月議会の採決が終わったかたと思えば、息つく暇もなく決算委員会に突入した。WTC一色のような議会であったが、府の本来の政策面での議論が置いてきぼりになってはいけない。
「知事重点事業」として5項目がほぼ「当確」ということになったらしい。特に、橋下知事が「ぜひやりたい」とコメントしたのは「大阪マラソン」、「水都大阪のライトアップ」、公共スペースをキャンバスに見立てて若手アーティストの発表の場をつくる「パブリックアートのまち大阪」の3項目だそうだ。ミュージアム構想、府民にとってのわかりやすさという意味では理解できる。
この3項目には、橋下知事なりの「文化に対する思い」が込められているようだ。戦略本部会議では、「ワッハ上方の移転やセンチュリーの補助金などを含め文化行政についていろいろ切り込みを行ったので、私が意図している府民参加型の文化事業をサポートするという形での予算の組み替えだ」と発言されている。
しかし、そうなると少し首を傾げたくなる。確かに「パブリックアート」は若手の発表の場づくりという意味があり、事業費も小規模だ。しかし、マラソンやライトアップが府民参加型の「文化」事業だろうか。ましてや、大阪マラソンは、準備の年である22年度で1億円、実施する年の23年度には十数億円。水都大阪のライトアップは、22年度で6億円。これだけの一般財源を費やすことになる。
同じ日の戦略本部会議で、22年度当初予算要求は、「5%の抑制を行うとともに、各部局長がマネジメントの観点から自ら抑制することにより、要求段階でさらに同程度(5%)の抑制をめざす」ということが決定された。シーリング1%で10億円らしいので、マラソンとライトアップのために、全庁挙げて0.7%のシーリングが必要ということになる。
橋下知事は、「文化行政の組替えだ」とおっしゃっているが、それだけで財源が出てくるわけがない。府民の安全・安心にかかる施策を削って財源を捻出することになる。まあ、大阪マラソンは波及効果を説明すれば府民は納得するかもしれない。橋梁のライトアップはどうだろうか。橋梁の安全のための維持管理費を削減して、橋梁の見映えをよくするライトアップに回すということに・・・。
橋下知事の重点事業Aは後日……
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10月から12月開催が私には解せない所があります。もしマラソンの件で府議会で党派に限らず、ご質問なさる方がいれば、資料提供や参考意見が提示できますので、メールアドレスを入れておきます。光澤先生御自身が質問されるんでしたら、また資料や参考意見、送ります。
10月は昨今の気候だと熱中症。11月、12月は関西の他の市民参加フルマラソンの参加者を奪う形になり、関西州ではなく、関西の対立の引き金にもなりますよ。