2009年09月25日

方針転換、橋下知事!

 9月議会が始まった。気のせいか、議場全体に何か重苦しい雰囲気が漂っていた。橋下知事の議案説明や「最近の府政に関する課題について」の発言も、ひたすら原稿を読むだけで、いつもの知事らしさ?が失せていた。

 庁舎問題(WTCへの移転)が今議会最大の争点のようにマスコミ等では騒がれているが、私はそうとは思わない。むしろ私は、知事が発言の中で述べた「方針転換」こそ重大かつ最大の争点だと受け止めている。

 すなわち知事は「財政規律の堅持にのみ軸足を置くのではなく、〜中略〜 財政再建と政策創造が両立できるように、最大限努力したいと考えます」と発言したことだ。

 正直、歯切れが悪かったと思う。これまでは「収入の範囲内で」と頑なにこだわり続けた知事の財政規律の大方針転換である。知事が「財政規律の堅持」に固執したことで、これまでどれだけの府民が涙を飲んできたことか。

 そのことを何ら説明することなく、府民をないがしろにしたまま、安易に方針転換することは許されない。はっきりとこれまでの非をあらため、「出ずるを量りて、入るを制す」の考えをとることを府民に対して説明すべきである。

 知事就任以来1年7ヶ月を経て、ようやく大阪府の財政構造における“「収入」の脆弱さ”、“大都市需用の頑強さ”に気づかれたのか。これまでの財政スタッフのいいかげんなレクチャーに騙されてきたことにやっと気づかれたのか、と言わざるを得ない。

 我が党のこれまでの指摘を今一度勉強していただきたい。知事を守らんがために指摘した、あの時を思い出していただきたい。

 「最大限努力したいと考えます」という持って回った言い方は、いつもの紋切り型の知事発言からは理解しがたい。大きく方針を転換するに当たっての照れくささか、あるいは自信のなさからくるのか、迫力に欠けると私は思った、議場で。

posted by 光澤 at 23:39| Comment(4) | ちょっと一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
選挙の恨みですか?大阪の財政をここまで悪くしたのは府民ですか?府議会ですか?それとも前知事でしょうか?予算を通してきた府議会議員は全く責任がなかったのでしょうか。そんなことはないでしょう。政治家として日が浅い橋下知事には財政悪化の非は全くないと思いますが、財政規律を守るタイミングがあったからこそ、今は未来への展望を持つべきときではないですか。府民として、方針の大転換がとれる状況になったのは、非常に結構なことです。学会はいい人が多いのですが、公明党は自民と一緒になることで、増長していたとしか思えません。だから選挙に負けたのです。今もって選挙の恨みを晴らしたい意思が見えて、全く賛同できません。府と市の議員の関係も、一つの大阪で対立していること事態、府民を見ていないと思いますが。
Posted by 木本 at 2009年09月26日 12:34
いよいよ9月議会が始まり、ご苦労様です。国政では政権交代があり、府下の選挙区では自公が壊滅してしまい残念に思っています。この結果は、自民党へ反省を促す一票の結果ではないでしょうか。あれほど自民が選挙前に党内で麻生下ろしの発言が飛び出せば、国民があきれ果てるのも無理はなく、公明党が自民党の自滅に巻き込まれたことが敗因だったと思います。府政に関係ないことを書いてしまいましたが、言いたかったのは公明党が否定された訳ではないと言うことです。これまで、是々非々の態度でこれからも橋下知事に意見していただきたいと思います。
財政規律と政策創造への転換は、WTC移転後のベイエリア開発への投資に向かうための足掛かりだと思います。JR西日本がわざわざ桜島線を延長するとも思えないし、仮に建設OKになっても鉄道事業では地元自治体の補助金の負担が求められると思います。
南港の都市開発も更地部分も既に企業が購入済みで、もしかしてそれを府が買い取るような計画でもあるのでしょうか?
なんでそこまでWTCにこだわるのか、そこには議員先生や府民も知らない何かがあるのか。
これから高齢化社会を向かえ、人口も右肩下がりで減少していく中で、南港の開発メリットがあるのか。
長堀の地下街がオープンした時、とても人が集まりソニータワーの周辺は若者の人だかり。でも難波パークスができれば、人の流れが変わってしまい、今や長堀は寂れてしまっています。
もしWTCが栄えれば、現府庁の周辺も寂れるのではないでしょうか。結局のところ、人口が増えない以上、新しい拠点施設だといっても、別のところが寂れるだけのこと。
だらだらとなってしまいましたが、9月議会での厳しい議論を楽しみにしております。
益々のご活躍を期待しております。
Posted by 光澤応援団 at 2009年09月27日 21:33
上記の方へ

別に「大阪の財政」だけが悪くなったわけではないのに、どうも橋下知事を支持する人は知事のプロパガンダから未だに目が覚めていないようですね。はっきり言って、首都の東京以外に、交付税も受け取らず、自主財源だけで黒字決算を維持し、地方債残高を減らしている自治体なんかあると思っているのでしょうか?

先進諸国でも景気の悪化を受けて財政赤字になっても財政対策で景気を支えているんですよ。いわんや、経済大国日本がバブル崩壊で負った傷は、もし政府や自治体の財政支出がなかったら今頃は日本経済なんか崩壊してるに決まってるでしょうに。こんなの、マクロ経済学の初歩でしょう。

また、世界大恐慌後に、財政規律にこだわって財政支出をしなかったフーバー大統領と、景気対策の為に財政赤字になっても景気対策の為に財政支出を行ったルーズベルト大統領を、後世はどちらを評価しているのか学ぶべきです。

光澤氏もブログで書いていますが、「大都市の財政需要」は凄まじいのですよ。大阪市など、はっきり言って扶助費の爆発的な伸びで財政収支が非常に悪化しているのです。これは、府内市町村も同じでしょう。つまり、それまでの知事が悪かった、それまでの議会が悪かった、それまでの職員が悪かったというのは何の意味もありません。

逆に言えば、これだけ経済情勢が悪化した中で職員給与をゼロにしたところで、どの自治体も扶助費だけは歯止めが利かずにあっという間に赤字に陥ってしまうのです。そんな事も理解せずに、「橋下知事はそれまでの悪習を正す改革者だ!竹山さんも同じだ!」という極めて単純幼稚なプロパガンダに大阪が支配されているわけですよ。今回だって、政党批判した橋下知事こそ、政党によって担ぎ上げられた人じゃないですか(笑)。

いい大人にもなってワイドショー政治、つまり橋下知事の仁義のなさや、大衆を扇動して実現しようと企む自らの野心に気付かない人を私は軽蔑します。いや、むしろ「いつまで橋下知事に騙されてんの?」と言いたいですね。

学会が恨みタラタラだとか、どうたらこうたら批判してる人もいますが、私は学会員でも公明党員でもありませんが、府議会では光澤忍という我が平野区選出の府議会議員を支持しているに過ぎません。そもそも、地方自治は大統領制なのに、政党やその支持母体で議員を選別している点で非常に地方自治に対する理解が浅い。

ちなみに、例外的に私が府議をグループで軽蔑しているのは、自民党籍を外さずに橋下チルドレンに成り下がった少数会派だけですね。

※光澤さんへ:都合の悪い部分は削除してくださって結構です。
Posted by 大阪市平野区民 at 2009年09月28日 21:43
「大阪市平野区民」さんのコメントに、上記の方っていうのはどちらを指しているのですか??

Posted by 光澤応援団 at 2009年09月30日 21:41
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